代表ご挨拶
日本コンサルタンシーサービスは、フィリピン共和国会社法に従って正式に設立され登録された企業です。日本人のお客様にフィリピン国内におけるビジネスや個人的問題などのニーズにお応えし、さまざまなサービスを提供しています。会社約款に従って取締役会が管理を担い、企業目標の実行は代表取締役 玉崎久好が先頭に立って行っています。当社には、能力のある優れたフィリピン人スタッフと日本人スタッフが揃っております。最低限のコストで効果的かつ総合的なアプローチでプロジェクトを実行。その結果が会社の成功へと繋がっています。
当社は絶えず向上を目指し、時代の流れと要求に応じた新たな機会を求めており、常に国際市場で競争し、優れた専門知識と安定性により更なる発展を遂げています。
フィリピンの人口もいよいよ1億人を超え平均年齢は23.5歳と若く、さらに1千万人を超える海外出稼ぎ労働者の支援もあって、この国の消費性向は高く、その活発な消費に支えられてフィリピン市況は経済が好調でここ近年急激に株価が上昇してます。高層ビルのマンション建設が活発になってきていて海外からの不動産投資も活発で、日本からもこの数年、海外不動産投資会社が進出してきました。住宅開発業者の販売システムのなかで所得中間層の人たちが購入しやすいように頭金を金利無しで2年ないしは3年間で月賦払い、そしてその開発工事が始まり終了するまでの間にその頭金の支払いを終え、その後、銀行の住宅ロ-ンで支払をする。またその時になって初めて銀行側もその建物を担保物件として認め貸出をはじめるのです。
最近ではこのシステムを利用して日本の一般投資家が投資目的で購入して、建物の完成後に売却あるいは賃貸をして収益を上げてる方もおられます。ただ私にはマニラ首都圏のなかでもマカテイ地域及びその周辺地域は少々過熱気味になってきたのではないかと思われます。また昨年度下半期の急激な円安にもよって日本からの不動産投資は一段落したようです。ただ今回、JICA(国際協力機構)の提言をフィリピンの各省庁が受け入れ2030年までにインフラ整備計画として首都機能の延長、官民共同事業方式でなされれば、ますますフィリピン経済は活況になり、期待したく、日本から阿部首相の訪比の中でインフラ整備に日本政府からの資金協力も決まり地下鉄工事の着工も決まりましたし、南と北に向けて鉄道の施設も決まりました。北と南に伸びる周辺、特に南に伸びる一部地域ではすでに綺麗な住宅地が増えてきて、中にはアメリカのビバリーヒルズのような住宅地もできあがってきて、当然その周辺には少しずつショッピング街も増えてきています。
マニラ首都圏から南に1時間ほどのリゾ-ト地,タガイタイにはいくつもの洒落たレストランが増えてきて、わざわざマニラ首都圏から昼食に、または打合せに当避暑地に、また週末には家族連れ、若者たちが訪れ、スタ-バックスでコ-ヒ-を楽しみ、洒落たレストランで食事をされていて,マルコス政権時代から長年当地で仕事をし、生活をしてる私にはその当時と比較するとまったく別世界の地にいるような錯覚すらします。これから開発されるその地域への不動産投資には新たな機会がはじまるのではないかと思います。
コ-ルセンタ-等の新しい産業が少しずつマニラ首都圏だけでなくその地域にも新たに進出され、もともとある工業団地、ゴルフ場、避暑地、人々が消費できる環境が増えてきたといえます.私見ですがこの地域に日本のラーメン店などのレストランができれば良いビジネスになるのではないかと思っています。既にマニラ首都圏では多数の日本食レストラン、特に最近では山頭火ラーメン、一康流福岡ラーメン、一風堂ラーメン、ラーメン凪、優勝軒ラーメン、烏骨鶏ラーメン、三つ矢堂製麺等々が進出してきまして、大変どのお店も盛況してます。居酒屋のワタミ、餃子の大坂王将、とんかつ専門店等々、実にどこも盛況です。コンビニエンスストアのミニストップ、100円ショップの大創、無印良品ショップ、ごく最近ではユニクロ、ファミリーマート、ローソン、フィリピンの人にとって日本とはブランド商品のような位置付けなのでしょうね。
日本に比べてまだまだ隙間産業の参入余地が沢山あって非常に楽しみな市場です。最近,私のもとに人材派遣のお話が多数ありますが、残念ながらフィリピン人の日本での就労はビザの関係で大変高いハードルになっています。従って一般的に可能な制度として研習生制度の枠組みのなかで、特に最近は建設関係のフィリピン人研修生の依頼が多いですね。いずれにしても当枠組みのなかで最高5年間の研修ワークができるようになりました。このフィリピンの活況な経済にもよって益々フィリピンと日本の経済交流も活発になるでしょうね。
日本コンサルタンシ-サ-ビス(株)
代表取締役
在フィリピン邦人連合会副会長
玉崎久好